HRC GROMにおける空燃比最適化の重要性
HRC GROMはコンパクトながらも本格的なレーシングマシンとして、多くのライダーに愛されているワンメイクレーサーです。その性能を最大限に引き出す上で欠かせないのが「空燃比(A/F比)」の最適化です。
空燃比とは何か?
空燃比とはエンジンに供給される「空気」と「燃料」の混合比率を指します。理論的には14.7:1(空気14.7に対して燃料1)が完全燃焼に最も近い比率とされていますが、実際のレースシーンでは必ずしもこの数値がベストとは限りません。
- 濃い空燃比(燃料多め) → 燃焼温度が下がり、冷却効果やトルク感が増すが、燃費悪化やカーボン堆積のリスクがある。
- 薄い空燃比(空気多め) → 燃費は良いが、燃焼温度が上がりすぎてノッキングやエンジン損傷を招く可能性がある。
GROMにおける空燃比最適化の狙い
HRC GROMのような小排気量レーサーはわずかな燃調の違いが走りに大きな影響を与えます。空燃比を適切に調整することで、以下のようなメリットが得られます。
- 加速性能の向上:立ち上がりやコーナー出口で最適なトルクを発揮できる。
- エンジン保護:過度な高温やデトネーションを防ぎ、安定した耐久性を確保できる。
- 燃焼効率の最大化:無駄な燃料消費を抑え、安定した出力を維持する。
- コンディション適応:気温・湿度・標高などの変化に合わせたセッティングで、どの環境下でもベストな走りが可能になる。
実践でのアプローチ
- A/F計による実測:走行中の空燃比をモニタリングし、各回転域での傾向を把握する。
- 燃調キットやECUセッティング:マップ変更によって燃料噴射量を細かく制御する。
- プラグの焼け具合チェック:実走後に点火プラグを確認し、燃調の濃さ・薄さを判断する。
サポート概要
HRC GROMを対象とした空燃比最適化サポートプログラムです。専用の空燃比計(AF計)とロガー(Drogger)を使用し、各走行枠でデータを解析しながら最適な燃調マップを構築します。
対象
- HRC GROMを所有し、サーキット走行経験のある方(レベル不問)
- 車両にAF計とDroggerを取り付けている方(HRC GROMのほか、CBR250R、CBR250RRも検討中)
開催日程
午前中のみ(土日・平日対応)で、お客様のご都合に合わせて日程を調整します。※レース開催日前日は、TSU GARAGEが参戦しない場合のみ対応可能です。
応用プラン(既にAF計・Drogger導入済の方向け)
- 料金:5,500円(税込)
- 走行枠:15分以上 × 3本
- 走行毎に空燃比解析・マップ修正を行い最適化を目指します。
出張費
- 埼玉県:3,000円
- 神奈川・茨城:5,000円
- 山梨・静岡:8,000円
- 栃木・千葉:9,000円
- その他地域:応相談(日本国内限定)
※1日を要するイベントの場合は追加3,300円。施設入場料は別途。
特別対応
耐久レースや前日スポーツ走行など、2日間に渡るイベントの場合は、ピットクルー・テクニカルスタッフとして帯同も可能です(別途宿泊費)。
燃調ツール未導入の方へ
TSU GARAGEでは、空燃比計およびDroggerの取付・設定も承っています。現在の推奨構成は以下の通りです。
- 空燃比計:ヨシムラ PROGRESS3 ワイドバンドA/Fメーター
- Drogger:モリワキ GROM KIT SPEC2対応
セットアッププラン(22,000円)
・空燃比計取付け
・Drogger初期設定
・初回空燃比最適化サポート無料(出張費別途)
・AFセンサーボス溶接取付け:追加料金5,000円
※武川製O2センサーボス必要
※Drogger用Androidスマホ・スマホホルダーはご用意ください。